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シュノーケル(submarine snorkel)は、潜水艦において、水中でディーゼルエンジンを運転するために用いられる吸気管で、名称は低地ドイツ語方言の「シュノルヒェル(鼻)」に由来する。〔『デーニッツと「灰色狼」』下巻 P126 シュノーケルの仕組み〕軍事においては一般的にスノートとも呼ばれる。 == 概要 == 通常動力型潜水艦は、「潜水艦」と称しても連続潜航能力が大きく制約され、短時間であれば潜水・航行することが可能という艦艇である。代表的な通常動力型潜水艦であるディーゼル・エレクトリック方式の場合、艦内に蓄えた空気はエンジンを運転するには不十分であり、シュノーケルの開発以前には浮上中にしかエンジン推進できなかった。そのため、浮上中にディーゼルエンジンで発電して二次電池に充電、潜航時にはその電気によりモーター推進するのが一般的であった。潜航時間を延ばすためには二次電池の容量を増やすことになるが、艦内の容積から限界があった。 シュノーケルは、この問題を解決するために採用されたもので、水面上に突き出した吸気管からディーゼルエンジンへの吸排気を行い、継続的な潜航を可能とする装置である。シュノーケルの安全な使用には浸水を防ぐための弁が必要なところ、初期にはシュノーケル先端部が海水に没するとフロートが持ち上がり、連結されている吸入口が閉じられる単純な構造の物が用いられた。その後、電磁弁が採用されている。 シュノーケルの欠点として、管の長さにより潜航深度は浅く限定されてしまう。また管が波を被るような荒天時には弁が閉じて艦内の気圧が急速に低下する問題もあり、使用が制限される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シュノーケル (潜水艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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